ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

2022年冬アニメ1話感想:東京24区

これがなんと言ったらいいか、俺の関心のある分野を突いてくるのでそれが気持ち悪い。

なにか超常のものがあるようなないような感じだが、それはともかく、事故予測システムというか犯罪予測システムみたいなのがある。アニメのPSYCHO-PASSみたいなものだが、そこまで精巧ではないような。人の犯罪傾向は予測してないようだ。

でもSFの常道としても俺の個人的な感覚としても、犯罪予測システムはディストピアに通じていると思うのである。そのディストピア感はなんとなくこの作品でも出ていて、警察(外警?)は予測されている事件現場の近くで待機していて、事件が起こってからすぐに出動するようになっている。つまり事件を予防するのではなく、事件が起こってから速やかに解決するのである。防止になってない。

そして第1話(これが2話連続という時々ある形式、つまり最初だけ2話分の長さ)では、トロッコ問題のような事件が起こる。どちらを助けるか。

なのに、どう見てもこの話はヒーロー物なのである。1話のトロッコ問題は、どちらも助けるという、それ以外ないという解決だが、毎回毎回都合よく両方助けるのかと思うとそれはそれで腑に落ちない。

超常の存在がいるか、世界全体がシミュレーションか、それともPSYCHO-PASSのシビュラシステムっぽいものか。犯罪予測システムがシンギュラリティで世界全体を予測できるようになったとか?

気持ち悪いと思いながらも見ないわけにはいかない気がするので困る。

 

anime.dmkt-sp.jp