平井和正は昔ウルフガイを読んでいたのだが、あっちに行っちゃってからは読まなくなっていた。
図書館に月光魔術團があったので借りてみた。これはウルフガイシリーズらしいのだが、あまりピンと来なかった。
少年ウルフガイ「狼の紋章」の焼き直しのような話。主役が女性になっている。狼の紋章なので女教師がレイプされる。レイプ描写はそんなに執拗ではないが、その後に色っぽいシーンがあったりするものの、アクションシーンは少ない。
陰鬱なだけでアクションの爽快感がない。キャラクターとしては中国系の女は虎女かも知れないし、それ以外にもいろいろいそうな気配はするけれど、どうも乗り気になれなかった。
少年犯罪が増えているというのも、小説内の設定といえばそうだけれど、今のインターネット常識からするとおかしいし。