ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

映画感想:チャップリンの勇敢

秋アニメ視聴がひと段落ついたので、久々にチャップリンなど。

教会(というか伝道所)の前で休んでいるチャップリンに、エドナの歌声が聞こえて中に入る。伝道所があるのは治安の悪いイージーストリート。伝道所でエドナに説得されて善に目覚めたチャップリン。一方、イージーストリートでは悪党がのさばり、警官が次々と怪我をさせられて警官不足に。警察署で警官募集の張り紙を見たチャップリンはそれに応募して警官になる。

チャップリンはイージーストリートで巡回するが、イージーストリートで一番の乱暴者(という感じの男)がチャップリンをつけ回す。チャップリンは警棒(いつものステッキ代わり)で乱暴者を殴るがびくともしない。公衆電話で助けを呼ぼうとするが妨害される。何度も警棒で殴る。乱暴者はガス燈をねじ曲げる。どうやっても倒せない乱暴者だが、チャップリンはねじ曲がったガス燈の先端に男の頭を入れて、ガスを出す(危ない)。その上、脈を取ったりしてまだ生きている意識があると分かるとまたガスを吸わせる(危ない)。

警察に電話して意識を失った乱暴者は連行される。一方、イージーストリートに残ったチャップリンがタバコを吸うと、折れたガス燈から炎が噴き出す。その後、あからさまに万引きした女をみつけて商品を取り上げるが、可哀想に思って商品を女に与える。さらに、居眠りしている露天商の店先から品物を盗んで女に与える。

通りの住人からちやほやされるチャップリン。子沢山の男の家でいろいろな食品を子供たちに与える。たぶん、盗んだもの。

一方、警察に連行された乱暴者は意識を取り戻し、手錠を引きちぎって警官を蹴散らしてイージーストリートの家に戻ってくる。家に戻ると奥さん(万引き女だ)と喧嘩。投げたものが、子沢山の男の家に飛んできて、チャップリンが喧嘩の仲裁?に行ってみるとさっきの乱暴者で逆に追いかけられる。ドタバタと追いかけっこをした挙句に、チャップリンは二階からなにか重そうなものを落として、乱暴者を倒す(危ない)。

万引き女はなぜか麻薬中毒に捕まっている。チャップリンが落とし穴に落ちると、麻薬中毒者と万引き女のいる部屋に落ちてくる。またドタバタがあって、結局のところ、チャプリンの活躍で万引き女は助かり、イージーストリートには平和が訪れる。

警官のチャップリンが通りを巡回していると、住人たちは行儀良く伝道所に通う。乱暴者もチャップリン挨拶して奥さんと一緒に伝道所に向かう。最後にエドナが現れてチャップリンと腕を組んで伝道所に。

かなり乱暴殺人になりそうなことをチャップリンが行う。それだけでなく、露天商の商品を盗んだりする。それにも関わらず、ラストは意外なほど清々しい。かつての乱暴者がチャップリンに挨拶するところとか。

なかなか一筋縄ではいかない作品。

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