ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:道頓堀の大ダコ

鍋奉行犯科帳のシリーズ2作目。これだけ貸し出し中で読むのが遅くなった。実にバカな話で素晴らしい。

短編集だが道頓堀の大ダコという短編はなくて、該当するのは「蛸芝居」。イカというイカにも田中啓文らしい話。この話も馬鹿な話だが、それ以上に馬鹿な話は書き下ろしの「長崎の敵を大阪で討つ」。タイトルの意味がわからないけれど、内容的には時代物の枠を外れた馬鹿な設定になっている。

 

 グリコ遊びというのが、すでに時代が違う訳で、それはつまりタイムトラベラーとも思えるのだが、チョコレートと言いたいだけなのかも知れない。