なろう系がどうとかいうのよりも少し抽象的に。
と言ってもなろう系でつまらないと思うアニメは多いのだが、wikipediaとかを見ると、作者は「人気のある作品を研究して、この作品を書いた」などと書いてあるのを何度か見たのである。
それだ! アニメに限らず、私がつまらないと思う作品に共通しているのは、人気のある作品の要素を詰め込んだ作品なのだ。実は私はなろう系だけでなく、ジャンプ系もつまらないと思うことが多いのだが、ジャンプの場合は作者というよりも編集部の方針があって、その方針に沿った作品はつまらないと感じてしまうのだ。そして劇画村塾系の漫画も同様。
ひねくれ者だから。
実はこれには嘘があって、つまらないと思う作品については確かにそうなのだが、私が面白いと思う作品が全部オリジナリティあふれる作品かというとそうでもない。面白そうな要素を詰め込んだ作品を面白いと思うこともあるのである。
どこが違うのかと分析しようとすると、どうしても主観的好悪が入ってしまい、面白そうな要素を表面的に組み合わせただけの作品と、作者自身が面白がってその要素を取り込んだ作品の違いだなどと分析しがちだが、たぶんそれは主観の影響を受けすぎだろう。
一つの確実な要素は、私がひねくれたSF老人であり、人気を得ようとする作者や編集部がターゲットとする階層ではないということである。これでかなりの部分が説明できる。