ファンドーリンの事件簿シリーズ。
今回は日本から帰ったファンドーリンが将軍の死について捜査する話。なんだが、日本で悪いものを身に付けたようで忍者の真似をしたり、ヤクザを子分にしていたりする。とても漫画的というかカリカチュアというか。
作者の手のひらの上でファンドーリンが踊らされている感じがした。それでもなんとか読んでいたのだけれど、後半は敵役の話になる。まあ、敵の話があってもいいんだけど、それが生い立ちから始まっているのはいかがなものか。その前の章ではファンドーリンとの直接対決が始まるところだったのに。
図書館の返却期限も迫っているので、もう中断することにした。