エンタメ考察。謎に満ちた世界で謎が徐々に解き明かされるようなアニメ(やラノベや漫画)。あるいは、戦争に明け暮れる世界で戦争を終わらせるための戦いをするようなアニメ(やラノベや漫画)。
でも、視聴者や読者は次々に現れる謎や、俺ツエーだったりギリギリの命がけだったりする戦闘シーンを楽しんでいるので、謎が解かれてしまったり、戦争が終わったりしてしまったらその作品が終わってしまう。
まあ、次の作品が当たるとは限らないこの世の中では、作品を終わらせるリスクは大きい。なので、戦争を終わらせるための戦いはいつまでも続くし、謎が解かれるときは新しい謎が出現し続ける。仮に戦争が終わっても、翌日には次の(同じような)戦争が始まる。
ひとつひとつの戦闘には勝ったり(負けたり)しても同じような戦闘がいつまでも続く。それは同じような日常がつづく女子高生のアニメと本質的には変わらない。だから日常系のアニメとバトルアニメは両方とも栄えている。
そしてそれは、終わりのないという点で、スマホゲームとも共通点があるように思える。いや、スマホ以前から、不思議のダンジョンとか、それどころかパズルゲームだって終わりはない。今私がやっているディスガイアもチュートリアルと言われる本編後には終わりがない。(一番強い強敵はいるけど)
でも、終りがあるから話が成立している物語だって昔はあったのである。長編と言われるものでも。
もっとも、ラノベや漫画がそういう構造なので、アニメで最初の部分を1クールだけ放送しても、特に問題はない。1クール目の次からはキャラが増えながらずっと同じような繰り返しが続く(とは限らないが、そういう予想が出来る)からである。
とくに結論はない。