ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

アニメ感想:デカダンス

デカダンスというのは人々が暮らす移動要塞の名前である。まず、このデカダンスのビジュアルがある。そしてガドルというモンスターのビジュアルがある。そのビジュアルの上に、おっさんミーツアガールストーリーが展開されるという話である。

ところが、私は1話でガドルの肉を食べ、ガドルの体液をエネルギーにしているという描写を見て、このアニメをまったく間違って解釈してしまったのである。これはモンスター退治の話ではなくて、モンスター狩りの話だと。つまり、モンスターは生活の糧なので退治することが目的ではなく、出来るだけ少ない被害で肉とエネルギーを効率よく採取するという話だと思ったのである。期待しすぎだ

2話で話が変わって、これはゲームであり、おっさんだと思っていた鏑木は、おっさんキャラクターを選んだプレイヤーであることがわかる。実際の年齢は分からない。鏑木は優秀な戦士プレイヤーであるが、チート行為の罰としてゲーム内の修理業務をさせられていた。(よく分からない。MMORPGなら修理業務を喜んでやるプレイヤーがいるはず。その他、ゲーム部分がよく分からない。ゲームプレイヤーたち、サイボーグもよく分からない。管理社会なら全員同じ姿でもよいはず)

というような話だが、私の最初の期待とは逆に、モンスターを絶滅させるように話は進むのであった。いや、それでは食料とエネルギーが無くなってしまうのではないかと思いながら見続けたのである。

いいところは、おっさんが出会う少女であるところの、ナツメはよいキャラクターである。声優さんの演技もよい。もちろん、デカダンスとガドルのビジュアルもよい。なにしろそれがメインだから。

おっさんキャラの鏑木は実際にはおっさんでないからか、それとも脳筋バトル馬鹿だからか、あるいは色ボケしたからかとても馬鹿な行動をする。基本的にサイボーグたちは頭が悪い。管理社会なので馬鹿になるように教育しているのだろう。ハッカー役のジルだけは少し頭が良さそうだが。

ゲームはなぁ、これMMORPGにはならないと思うんだよね。だって、みんなデカダンスの操縦をしたがるだろう。チームはあるみたいだけど、チームプレイらしきことはしていないし、回復薬とか魔法使いもいないし。生産とか商人はタンカーが担っているだろうし。

ゲームになっている気がしないので、ゲームのシステムを変える話に見えない。結局、管理社会のシステムは何も変わっていないのではないかと思う。いや、システムを変える話としては、そして、NPCとの関係においても、ログ・ホライズンの方が面白いと思う。ログ・ホライズンの主役は賢いし。

 

ignition

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  • 発売日: 2020/07/12
  • メディア: Prime Video
 

 

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