ミセス・ポリファックス・シリーズの1巻め。子どもたちは独立して別のところで暮らし、夫とは死別したミセス・ポリファックスが子供の頃からなりたかったスパイに志願して、手違いからクーリエの仕事を任されてしまう。
おばちゃまの状況はコメディなのだが、実際に起っていることはそれなりに本格スパイもの。なんというか、日本のアニメなら女子高生をスパイにするところを、孫のいる年齢の老女をスパイにしたような話。非常に面白い。結構、人が死ぬ。男と一緒に部屋に閉じ込められて、トイレはタライ?みたいなものとか、状況はハードである。
まあ、時代が冷戦時代で古いとも言えるが。