ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想文という宿題をどうやっつけるか

anond.hatelabo.jp

という増田があったので、便乗して書くものである。ちょとブクマしたけどね。

これは読書感想文など書きたくないが、宿題だから嫌々ながらも書かなければならない可愛そうな子供向けの手引である。重要なのはいかに時間をかけず、頭を使わずに、ぎりぎり最低限の読書感想文を作るかという点にある。

まず提出することが第一の目標である。第二の目標は枚数を満たすこと。しかし、それより重要なのはコンクールに出たり賞を取ってはならないし、クラス代表とかになってもならないということである。クラス代表とかになると書き直して提出になりかねない。それは絶対に避けなければならない。嫌なことをまたやらされるからである。もうひとつ、先生を怒らせないという目標もあるが、小学校の先生は怒りっぽくて特に理由がなくても怒るので、ここではこの目標は掲げない。

まず、もとの本を全部読むのは苦痛なので全部は読まない。増田の例だと元の増田の全部は読まない。一部だけ引用するのである。カギカッコで囲まれた部分がいい。

「あなたは松潤に似ている」この部分にしよう。いい言葉だ。

「あなたは松潤に似ている」素晴らしい言葉だ、何度も繰り返して読んだ。「あなたは松潤に似ている」素晴らしい言葉だ。何度繰り返しても素晴らしい。こんなことを言われたら誰でも嬉しくなってしまう。人を喜ばせる素晴らしい言葉だ。

(小学生ならここに松潤の似顔絵を描こう。元の本に挿絵があるなら、読書感想文にも挿絵があっていい。ただし、すごく怒りっぽい先生の場合はやめたほうがいいかもしれない)

「褒めて伸ばそうと思い立ったのだ」これもいい言葉だ。僕もほめられると伸びるタイプだと思う。逆に叱られると駄目になるタイプなのだと思う。きっと誰でもほめられると伸びるし、叱られると駄目になると思うけれど、ぼくもほめられると伸びて、叱られると縮んでしまう。ぼくも他の人と同じ人間なのだ。だから、ぼくをほめてくれるのはいいけど、叱るのはあまりよくないと思う。

「あなたは松潤に似ている」と「褒めて伸ばそうと思い立ったのだ」のどちらがいいかというと、少し悩む。どっちもすごくいい言葉だからだ。よく考えるために五回ずつ書いてみる。「あなたは松潤に似ている」「あなたは松潤に似ている」「あなたは松潤に似ている」「あなたは松潤に似ている」「あなたは松潤に似ている」「褒めて伸ばそうと思い立ったのだ」「褒めて伸ばそうと思い立ったのだ」「褒めて伸ばそうと思い立ったのだ」「褒めて伸ばそうと思い立ったのだ」「褒めて伸ばそうと思い立ったのだ」

こうして何度も唱えてみるとやはり「あなたは松潤に似ている」ということばのほうがいい。こっちのほうが短いからかもしれない。短い言葉は心に響く。だから僕は短い言葉が好きだ。

こんな感じで誤魔化すのである。枚数が足りなければ、もう一つくらい適当な文を引用すればよい。