千里の馬というのは「一日に千里も走る優れた馬」のこと。
kotowaza.jitenon.jpというのが検索上位だった。誰にでも才能はあるがよい教師に巡り会えないので才能を発揮できないということかな。いや、日本の「白珠は人に知らえず、知らずともよし」っぽい印象もあるな。俺は天才だが、誰も認めてくれないみたいな。
でも、私は韓非子の方が好き。
ameblo.jp天才なんてめったにいないんだから、天才の見分け方を知っていても天才に会わなければ役に立たない。だいたい天才は既に他人に認められているので、埋もれた天才に巡り合うなどまずあり得ない。それよりも普通の人の長所を伸ばしたり、短所を補ったりする能力のほうが重要だ。というような私の解釈である。
人間じゃなくて、料理でも、最高級の食材を探し求めて最高の料理を作るのは、高級料理店の料理人に任せて、庶民は安い食材をそこそこうまく料理できればその方が良いだろう。
はてブで「天才」系の記事が目についたような気がなんとなくしたので書いてみた。凡人が天才の真似をしても同じ結果が得られる訳がない。凡人が努力して成果を上げた例があれば、それを真似したほうがいい。あなたも私も天才などではないのだから。
かといって低偏差値で合格したとか体重100kgオーバーでダイエットしたとかいうのも普通の人には参考にならないだろう。スタート時点が同じような人の経験が一番参考になるはずである。
千里の馬に普通の駄馬と同じ餌を与えたら駄馬並みの能力すら発揮しないという話もあったような気がするが思い出せない。見つかった。
kanbun.info最初と同じ出典だけれど、後半でした。
馬の千里なる者は、一食に或いは粟一石を尽くす。馬を食う者は、其の能く千里なるを知りて食わざるなり。是の馬や、千里の能有りと雖も、食飽かざれば、力足らず、才の美外に見われず。且つ常の馬と等しからんと欲するも、得べからず。安くんぞ其の能く千里なるを求めんや。