チャップリンばかりでは飽きるので、昔買ったDVDを見直してみる。モノクロアニメ「レインボー戦隊ロビン」である。ネタバレ込みでいくよ。
ナレーション:パルタ星は1年後(だったような気がする2年後かも)に爆発する運命にあり、環境の似ている地球を征服して移住しようと計画する。
冒頭:野球場だかサッカー場だかそんな感じのところでレインボー戦隊のお披露目会があり、隊長のロビンが隊員を次々に紹介する。いろいろおかしいと思うだろうが、おかしいのである。隊員は、世界最高の電子頭脳「教授」:よくわからないが髭のちび親父。ガンマン風のウルフ。ロケットに変形するロボット、ペガサス。鉄人28号っぽいロボット、ベンケイ。看護ロボット、リリ。レーダーロボット、ベル。つまり、ロビン以外はすべてロボット。
ベルが謎の飛行物体を発見して、レインボー戦隊は飛び立ってしまう。お披露目会はなんとなく終了。
で、このレンボー戦隊ロビンを見る上で重要なのは、宇宙は空の上にあるということである。空の高いところが宇宙。重力は地上と同じくらいの強さでずっとあるし、空気も地上と同じ様にある。(高い山ですら空気が薄くなるというのに)
パルタ星は逆銀河系というところ(たぶん我々の銀河系とは別の銀河系)にあるが、比較的すぐに行ける。でたらめなんだけど、デタラメというのが分かるのがすごいところ。当時のSF映像作品はほとんど地球が舞台で、宇宙まで舞台になるのは例外だった。(まあ、M78星雲のウルトラマンもすぐに来るけど)
しかし、あらためて1話を見ると、ウルフが実に情けない。初戦で独断先行して負傷し、(宇宙で)墜落するところをリリに助けられ、CM後はロビンと二人でいるところを敵に襲われてロビンに守られる。いや、そこは逆でしょう。ウルフがロビンを守らなければ。ここではロビンの引き立て役になっているのである。
看護ロボットのリリは、テロップではリリとなっているしWikipediaでもリリとなっているが、どうもロビンは「リリー」と呼んでいるように聞こえて、私はずっとリリーだと思っていた。
うーむ、冷静になってみるとそれほど面白くないかも知れない。
YouTube に公式動画がある。
私が持っているのはDVDボックスじゃなくて傑作選として4話だけ収録したもの。