ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:貴族屋敷の嘘つきなお茶会

英国少女探偵の事件簿2。

天才ではない探偵。むしろ少女らしい偏見と制限を乗り越えて犯人を探すところが面白い。まあ犯人もあまり賢い訳ではないし、また、犯人でない人たちもあまり賢くない。

前回よいと思った容疑者を消し込む探偵メモは2回しか、書かれていなくて残念だった。そして、前回に続いて色恋沙汰なのもアレだが、まあ分かりやすいといえば分かりやすいし、貴族だからそんなものかも知れない。

実は嵐の山荘もの。まあ警察が登場すると困るので仕方があるまい。

貴族屋敷の嘘つきなお茶会 (コージーブックス)

貴族屋敷の嘘つきなお茶会 (コージーブックス)

 

 

ad2217.hatenablog.com今回は賢いはずの人がまったく活躍していないのだが、それは少女たちの視点から見ているからで、実際にはそれなりに活躍していたという可能性もある。

訳者あとがきに「前作のイラストが素晴らしい」と書いてあって、やはりこのイラストを素晴らしいと思った俺のセンスは間違っていなかったと思ったのである。