これはひどい残虐映画。
私がまだ若かった頃「地獄の黙示録」という映画があって、独裁者がクラシック音楽ワルキューレの騎行を大音量でかけながら虐殺を楽しむシーンがあるのだが、この映画の視聴者はそのシーンの独裁者の気分を存分に味わうことが出来るだろう。いや、実は地獄の黙示録見てないけど。
設定としては、007とサンダーバードを混ぜたようなところがあり、いろいろパロディというかオマージュというかそういうものが散りばめられているのだが、やはり残虐シーンの印象が強すぎる。残虐に見せるシーンも残虐で嫌だが、ギャグっぽく見せるのも、そういう扱いでいいのかと反感を覚える。