ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

アニメ雑感:アイドル・アニメの好きなところ

男児向けのアニメよりも女児向けのアニメのほうが面白いと近頃思っていたのですが、その理由の一つがわかった気がする。

女児向けアイドル・アニメにおいて、主人公はアイドルになることを期待されてはいないのである。これがヒーローものの場合だと、主人公はヒーローであることを期待されている、少なくとも使命感を持っているわけで、(ヒーローという)与えられた役割を演じる(ことに悩みを持ったりするけれど)話になるわけです。まあ、プリキュア魔法少女もそうだけど。

ところが、アイドル・アニメでは、主人公はアイドルになることを期待されていない(いや廃校を救うためにという使命感があったりするけど)わけで、これが私にはとても良いのである。今見ているプリパラでは、期待されているどころか禁止されているのであり、禁止されていてもやりたいことをやるというのが素晴らしい。

思うに現代日本では(現代でも?)、男の子は何かであることを期待されていて、その期待に応えるという喜びと応えられないという悩みがある。一方、女の子は何かであることを禁止されているという悩みと、その禁を破るという快感があると勝手に思うのである。この不当に禁止されていることを破るというのが実にいいのだ。