dアニメストアで見た。ネタバレって程でもないけど、一応ネタバレタグをつけておく。
この漫画は読んでいないんだけど、一色まことでは、「出直しといで!」の漫画を読んでいる。洟垂れが特徴の漫画家だと思っている。
カラーテレビが導入された頃の昭和の話。このアニメの花田一路は実に悪ガキである。で、その一路が事故をきっかけに霊が見えるようになり、霊から頼み事をされてそれを解決していくというのが話の流れ。なんだけれど、霊もまた一路に負けずに自分勝手である。そのへんが面白い。
しかし、このアニメは花田一路の成長物語になっている。俺は成長物語が好きじゃないんだよなぁ。というか、悪ガキは悪ガキであるところが魅力なので、成長して分別を身につけると魅力が減ってしまう。殻に篭っているキャラが殻を破って成長するのはいいんだけど、悪ガキや破天荒なキャラが分別を身につけるのはどうも物語として面白くない。
まあ、一路はそんなには変わっていないけど、でもマダム・カトリーヌに比べれば成長している。たぶん。
そんなわけで、悪ガキと自分勝手な霊がやり取りしている前半は面白いのだが、なんだがあからさまに感動物語になる後半の数話は面白くない。もちろん、ちゃんと感動物語でいい話なんだけど、どうもなぁ。もっと面白く出来ると思うんだけど、感動話として小さくまとまってしまってるんだよなぁ。