いやこの記事、タイトルに関する限りおかしいでしょ。私は声を大にして言いたい。「喫煙所で食事を出すのは誰も損しないベストの選択である」と。逆に、食事をするところで喫煙をするのは問題だ。
ここでは、喫煙所で食事を出すことによって、喫煙者、店の経営者、非喫煙者のそれぞれが、どんな得がありどんな損があるのかを見てみよう。
喫煙者
喫煙者はもちろん、なんの損もしないし、得である。煙草が吸えるし、食事も出来る。酒も飲めるかも知れない。まさに理想的環境であり、なんの損もない。
店の経営者
第一の利点は改装費がかからないことである。せいぜい喫煙所という看板を出すだけでいい。これは経営者にとって大きなメリットである。また維持費もかからない。分煙環境を維持するためには換気扇やフィルターの定期的なメンテナンスが必要である。その必要もないので経費の節約になる。
第二の利点は、大切な大切な喫煙者の客を維持できることである。店にとって客は重要ですよ。まあ、どの種の客を大切にするかということは店の雰囲気や経営に大きく影響することではあるが、喫煙所にしないという選択も可能である以上、顧客層の選択という通常の経営判断以外の何物でもない。経営の選択肢が増えることは有能な経営者にとって歓迎するべきことである。
非喫煙者
喫煙所には行かないので、煙草の煙を吸い込む心配がない。もともと喫煙所には行かないわけだから、現状に比べて何の損もないし、何の得もない。
WHO
WHOも喫煙所禁止なんてことは言ってないわけだし、喫煙所を作ることは何の問題もない。そこから煙が漏れてこなければいいだけ。WHOが問題にしているのは、公共の食事をする場所で喫煙がなされることであり、喫煙所という利用者が特定の集団に限定される場所において喫煙がなされることまで問題にしているわけではない。そこまで問題にするなら、WHOに非があるということが出来る。
結論
というわけで、東京オリンピックに限らず今後は、食事の出来る喫煙所という店の形態を大いに広めていただきたい。これはテレビや雑誌で取り上げられて一大ブームになるかもしれない。ならないかも知れない。