便利なものはたちまち広まるものである。それにしても、学園ランキング戦って多くないですか? そしてスケール小さいですよね。学園内のランキングなんて。まあ、ランキング戦に限らず、学園一の秀才とかいう設定でもスケール小さいと思うわけですが。
不思議なことに金持ちが登場する場合は、学園一の金持ちではなくて、日本有数の財閥だったりする。なんでかな。まあ、そんな設定などなくても、自家用ジェットやプライベートビーチを持っていたりすれば金持ち度は分かるんですけどね。
一方、異能バトルで学園ランキングだと、本当に実力が分からんのですよ。でもまあ、そういうパターンが固定化すると、見る方も見方が分かってくるというか、拍手するタイミングが分かるというかなんというか、見てて楽だというのはあるかも知れない。不安がないっていうのかな。昔、野球で巨人ファンが圧倒的に多かったんだけど、それも同じ理由で、勝つと分かっていると安心して見られるからではないかと思うのである。
で、学園ランキングとセットになっているのが、最弱系ってやつだと思う。まあ、本当に最弱だと話にならないので、最弱ということになってるけど実は最強ってことですわな。でも、それって看板に偽りありじゃないですか。嘘はよくないですよ。
そこで、私は看板に偽りのない最弱系主人公を考えてみました。主人公はある学園の二年生。一年生じゃないところが新しい。実力は学園一だがランキング戦では最下位にランクされている。毎回、人助けをしたり、妨害にあったりして、ランキング戦に参加できないのだ。
ついた呼び名は、不戦敗先輩。
ちゃん、ちゃん。
ちゃん、ちゃん。
オチですよ。