ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想

読書感想:自民党の統一教会汚染

図書館で借りた本。 突撃芸能レポーターが統一教会と自民党の関係について突撃レポートしたような印象の本。 テレビの芸能番組か、Youtubeなどの動画向きの内容。だが、撮影許可が下りてないから、紙の本にしたのだろう。 言葉が大げさで主観が強いので、客…

読書感想:密命 巻之三

うーむ、面白いんだけどパターンが見えてきたな。 今回は密命を受けている。 毎回のパターンとして、家庭の問題と、近隣関係というか交際範囲の問題と、そして最大の問題としての主君(主家)の危機の三つが同時並行的に進む。まあ絡んでいたりもするけれど…

読書感想:絶対!できる ボーカロイド 100のコツ

図書館で借りた本。一般的な話もあるけれど、主に、VOCALOID 3 Editor の使い方の本であった。 パソコン関連の本ではスクリーンショットばかりで、ほとんど本文がないような本もあるが、この本ではスクリーンショットは少なめ(小さめ)で本文の説明が多い。…

読書感想:生き物たちに魅せられて

日高敏隆先生の主に晩年のエッセイ・講演集。死後に出版されたもの。 かなり一般向けの内容なので科学的に厳密ではないような気がするが、たとえば「擬種としての文化をめぐって」なんて章はかなり疑わしい。エリク・エリクソンの説らしい。でも読んでいくと…

読書感想:楽器の歴史

楽器の写真がたくさん載っている本で、文章の割合は少なめ。 楽器の写真を眺めるだけでも楽しいが、軍楽隊由来の楽器とか、教会音楽由来の楽器とか、バルブの話とか実に面白かった。 ふと思ったのだが、軍楽隊が活躍する小説ってないんだろうか、軍隊の実力…

読書感想:完本 密命 巻之ニ

金杉惣三郎シリーズ。 今回は密命を受けてないじゃん。しかし、将軍吉宗、大岡越前(大岡能登守忠相であり、まだ町奉行になる前の普請奉行)、忍者たちと派手なキャラクターが登場して、話は大きくなり、豊後相良藩にはちょっと手が終えない感じになる。 俺…

読書感想:透明人間は密室に潜む

図書館で借りた本。 たいへん面白かった。ノンシリーズ短編集とのこと。 短編というか中短編というか4作品が入っているが、どれも設定と探偵が違う。 透明人間は密室に潜む 透明人間が普通に存在する世界という特殊設定ミステリ。シリアスっぽく書かれてい…

読書感想:ダイヤモンドの謎

気楽に読める本と思って図書館で借りたが、どうも気楽に書かれた本という気がした。まあ、雑学本って全般にレベルが低いので、その中ではふつうかな。 株式会社ミキモトの営業本部長だった山口遼の書いた本。なんか偉い人がその専門関連の雑学を披露するとい…

読書感想:スタイルズの怪事件

図書館で借りた本。クリスティを今頃読むシリーズ。 クリスティのミステリデビュー作、ポアロの初登場作品。 さすがに初期の作品だけあって、ごちゃごちゃしている。パズルミステリとしてみると、読者が解くべきパズルが明解ではないというか。 一方、それだ…

読書感想:たかが殺人じゃないか

図書館で借りた本。 後ろに予約が入っていると、どうも急かされる気がしていけない。 サブタイトルでタイトルの理由が分かる。つまり、戦争に比べたら殺人なんてたいしたことないという意味だろうと思いながら読んだ。 たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理…

読書感想:御書物同心日記 虫姫

図書館で借りた本。 御書物同心日記シリーズらしいが、図書館で適当に手に取ったので1冊目ではなく2冊目か3冊目。 御書物同心で人の良い東雲丈太郎のキャラがよい。 しかし、この巻ではほとんど何も起こらず、ほのぼの4コマ漫画のようなストーリー展開。…

読書感想:完本 密命 巻之一

図書館で借りた時代小説、剣豪小説。 エンタメとして面白い。主君の密命を受けた金杉惣三郎が江戸で浪人として暮らしながら、密命の探索をしつつ周囲のもめ事を解決していく、そして藩の問題も最後には解決されるといううまく組み立てられたエンタメである。…

読書感想:七つの時計殺人事件

アガサ・クリスティのミステリーというか、少女探偵冒険ものという感じで読んでいたのだが、なんだこのラストは! パズルミステリーではなくて、キャラの立った少女探偵のバンドルが事件解決のために冒険をするみたいな話だと思って読んでいた。しかし、舞台…

読書感想:できるゼロからはじめる楽典超入門

タイトルといい、表紙といいいかにも超入門らしい印象の本。たとえば、これがプログラミング入門だったら、おれは初心者に勧めない。 だが、俺は音楽については初心者以前である。読んだけど分かったような分からんような。 CD付いているのにちゃんと聴かな…

読書感想:ノパルガース

ジャック・ヴァンスの中編SF。 日本翻訳版の発行は2009年だけど、書かれたのは古い。1950年代ではないかと訳者の伊藤典夫のあとがきにある。 作品として古いことは間違いない。でもなかなかに面白い。 ジャック・ヴァンスは異世界とか異種族の描写に優れた…

読書感想:オーケストラの読みかた

図書館で借りた本。 面白い。俺は知らないけど、著者は有名な人らしい。 基本的にはオーケストラの楽譜についての本だが、最初は楽器の話から始まる。楽器に関する軽い話から入るのかと思ったが、読んでいくと実に正しい導入だと分かる。楽器の特性が交響曲…

読書感想:作曲少女Q

図書館で借りた本。 作曲少女の外伝4コマみたいな話。 たまちゃんの師匠って、あのオヤジなのか。 こうしてみると、たまちゃんも作詞少女の詩文に通じるシビアさがあるな。半分くらい、たまちゃんの話なので、たまちゃんファンにはよい本だ。 作曲少女Q~曲…

読書感想:そして誰もいなくなった

図書館で借りた本。 有名なミステリだが、実は今まで読んでいなかったのである。そして何かのきっかけでネタバレを食らっていた。ネタバレを食らってしまったので尚更読むのがためらわれてずっと読んでいなかったのである。 読んでみたら、ネタバレしていて…

読書感想:ベスト本格ミステリ2013

図書館で借りた本。 「バレンタイン昔語り」 小学校が舞台の殺人もの。神様の小学生が犯人の名前を告げる。が、読み進めているうちに何か変だなと気付くことになる。そこで神様の言葉を信じるか、疑うか。 「宗像くんと万年筆事件」 小学校が舞台の盗難事件…

読書感想:クラインの壺

岡嶋二人の作品を読むのは初めてである。 ミステリかと思って図書館で借りたのだが、ミステリというよりも冒険ものである。 1989年の作品という点では、バーチャルリアリティに対して先見性があると言えるだろう。 でも、テーマとしては胡蝶の夢の焼き直しで…

読書感想:作詞少女~詞をなめてた私が知った8つの技術と勇気の話~

「作曲なんて簡単だ」という作曲少女から、スタンスを変えて「作詞は難しい」という作詞少女。どちらにしても、1冊の話の中で素人が作曲なり作詞なりが出来るようになる点は変わらない。 とか思ってたら、なかなかとんでもないぞ、この本は。 青春? 人生?…

読書感想:水滸伝(十九)旌旗の章

北方水滸伝。 かなり飛ばしたけど、読み終わった。もともと北方謙三が読みたかった訳ではなく、水滸伝系統の何かを読みたいと思っただけなので、続編の楊令伝は読まない。 北方謙三は水滸伝を革命としてとらえたようだが、首都制圧して皇帝を倒すという意志…

読書感想:水滸伝(十八)乾坤の章

北方水滸伝。 あーあ、とうとう北方謙三のオリジナルキャラの楊令が梁山泊軍に入ってしまった。一気につまらなくなった。 北方謙三は楊令を過酷な経験をした若者と見ているようだが、俺からすると、楊令は不幸な経験をしたがその後、徹底的に厚遇された若者…

読書感想:水滸伝(十七)朱雀の章

北方水滸伝。 時間を稼ぐための講和工作。双頭山の敗戦。高俅をまんまと騙したり、梁世傑を騙したり。 しかし稼いだ時間で体制を立て直したものの、童貫はやはり強い。これは負けるかと思ったら、張清の活躍で童貫が負傷して撤退。 北方謙三の「ソープに行け…

読書感想:探偵ファミリーズ

軽い感じの連作ユーモアミステリー。 軽さはちょうどいい感じの軽さだが、家族の問題が絡んでいるのでそこは重い。と思っていたら、だいたい全部勘違いとか意地っ張りとかで終ってた。 作者が急に続編に色気を見せたかのような終り方であった。 探偵ファミリ…

読書感想:ベスト本格ミステリ2012

図書館で借りた本。 「オンブタイ」 いやな奴がひどい目に合う話。だが、爽快感はない。 「白きを見れば」 真犯人ならぬ真探偵の登場する話。犯人も探偵も真探偵もあまり賢い感じではない。特にボタンを盗んだのは愚行。 「払ってください」 助産師探偵。こ…

読書感想:水滸伝(十六)馳驟の章

北方水滸伝。大規模戦闘後の回復と策謀の章かな。 武器調達作戦とか、暗殺とか。 童貫将軍すごいというところをちょっと見せ。 女たちの豪傑ぶり。 青蓮寺に痛手を負わせたと思ったら、青蓮寺側に新キャラ登場、しかも女。 水滸伝 十六 馳驟の章 (集英社文庫…

読書感想:作曲少女2~転調を知って世界が変わる私たちの話~

中級編というか、脱初心者編というか。 作曲なんて簡単だよーんという前作に比べて、今回は珍しく「作詞は難しい」ということを言っている。まあ、作曲の話なんで作詞はしないけど。 第三の女、美空うぐいす登場。このネーミングはひどい。更に第四の女にし…

読書感想:パパが殺される!

エド・ハンターシリーズ。 シリーズのミステリ作品を読んでいると、そのシリーズの特徴から犯人を推理してしまうという悪い癖がついてしまう。 エド・ハンターシリーズの場合は、そもそも事件が起きているのかどうか分からないということも多いのだが、今回…

読書感想:水滸伝(十五)折戟の章

宋軍と梁山泊軍との全面的な戦いで負けそうな梁山泊……からの辛うじての停戦。 死亡確実という気がした黄信がなんと奇跡の復活であった。 魯達は策謀をめぐらし、扈三娘は結婚する。 これから盧俊義はどう死ぬかという計画が練られていくのだろう。 これまで…