ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:六枚のとんかつ

バカミスというので読んでみた。

ところで私は最近、「レイトン ミステリー探偵社~カトリーのナゾトキファイル~」というアニメを見ているのである。なので、この程度の小説では怒らない。

というか、連作短編のふりをして実は最後に落ちがあるのではないかと思いながら読んでしまった。まったくの誤解であった。だって、メフィスト賞は長編の賞だと思っていたから。

まあ、この作品はバカミスというにはちょっと違うというか、つまり主人公は馬鹿だけど、一応ミステリとしては成立しているような気がするので、ミステリとしてまじめに考えてはいけない系の作品とは違うというか。まあ、そんなにバカミスを読んでいるわけではないが。

 

六枚のとんかつ (講談社文庫)

六枚のとんかつ (講談社文庫)

 

 まあ、後半よりは前半の話の方が好きだな。

 

 

アニメ感想:殺せんせーQ!

漫画「暗殺教室」のスピンオフ漫画「殺せんせーQ!」のアニメ化らしい。

このアニメ単独で評価することは不可能で、暗殺教室のファン向けの作品である。暗殺教室がよいアニメだったので、見てみたのだ。

まあ、見なくても良かったという気もするが、ファンなら見ても損はないという気もする。いやあ、漫画版まであるとは知らず、DVDのおまけかなくらいに思っていました。

まあ、このアニメはともかく、暗殺教室はいいアニメですよ。たぶん漫画も面白いと思う。

 

 

#1 暗殺の時間

#1 暗殺の時間

 

 

 

買ってよかった尿漏れパッド

頻尿と尿漏れの間で揺れる男心である。どうも、尿漏れというのは排尿後に起こるようだ。これは出しきれなかったとか言うのではなくて、蛇口を締めた後少しの時間が経つと蛇口が緩むという現象なのかもしれない。あるいは、膀胱の中身が空になって尿が止まったので、蛇口を締め忘れて、その後少し尿が生成された時にそのまま出てきてしまうのではないか。

ともあれ、尿漏れは小便をした後に起こる現象なのであるが、頻尿があるとその小便の回数が多くなるわけだから、尿漏れも多くなってしまうのである。

それでいろいろ無駄なあがきをしてきたわけだが、それらは全部無駄だったので書かないけれど、結局のところは、尿漏れパッドを使えばいいのである。プライドなどは貴族階級が持てばいいのであって、最低級市民である俺には不要のものではないか。

 これを着けているだけで、尿漏れを気にしなくていいだけでなく、女性が美しいとかそういうことも考えなくて済むので一石二鳥である。やや問題なのは、トランクスには対応していないので、ブリーフとかボクサーパンツとかにしなければならず、股間の風通しが悪くなることだ。しかし、漏れた尿をすぐに吸収するからその分湿気は少ないとも考えられる。

もう一つ問題なのは、男性泌尿器の構造上、尿漏れパッド側ではなくて腹側に漏れる尿があるということである。尿漏れパッド使用時の正しいチンポジというのがあるのだろうか。今後の研究が必要である。

それから、不思議なことに、漏れた尿の匂いを消すための何かの化学反応の結果だと思うのだが、結構いい匂いがするのである。完全無臭が望ましいのだが。これは俺の鼻または神経がおかしいという可能性も疑っている。

 

年末だ! 大掃除をしよう!

いつも年末の大掃除は寒いと思っていたのである。しかし、今年はなんか突然年末がやって来たようではないか。これは大掃除に最適だろう。

その上、このあたりではスギ花粉は収まってきたらしい。これは部屋の窓を開け放って大掃除をするのに最適ではないか。エアコンの掃除をするにも最適の気温である。

私の課題は台所の換気扇の掃除である。換気扇のフィルターではなく、換気扇のグルグル回る羽というかそんなものが油でベタベタしているのである。これを何とかしたい。たぶん、長時間漬け置きするしかないのだが、漬け置きする入れ物がない。風呂なら大きさ的に十分だが、風呂がベタベタするようになったら大損害である。ビニールバケツでも買うか。

 

 ビニールとはいえ、それなりのものはそれなりの価格だなぁ。油汚れ洗剤も必要だ。

 

リンレイ 換気扇レンジクリーナー ストロングショット 700ml

リンレイ 換気扇レンジクリーナー ストロングショット 700ml

 

 漬け置きではなくて、ベランダでスプレーして放置でいいかな。

読書感想:奇貨居くべし

宮城谷昌光の小説は何作か読んだことがあるのだが、ここ十年くらいは読んでいなかった。久しぶりに読んだのがこの「奇貨居くべし」である。

まあ、面白いのは確かなんだけど、そんなにノレなかった。第一に宮城谷氏は儒教思想推しである。まあ中国の話であるし、徳のある王や政治家の話は面白いので、それは問題ではない。ただ、この「奇貨居くべし」は秦の宰相となる呂不韋の話なので儒教と対比される思想として法家の思想が出てくるのである。宮城谷氏は法家の思想は冷たいという。確かにそう見えるかも知れないが、秦の繁栄は法家の思想によるところが大きいと私は思うのである。

あと、呂不韋には民主主義の萌芽があるというのだが、この小説を読んでもとてもそうとは思えない。民主主義というのは人民のための政治ではない。人民のための政治は徳政というか、徳のある人が人民のためを考えて行う政治である。それは民主主義とはまったく違うものである。儒教の言う君子は王のことではないというが、まったく王を念頭においていないとは思えない。まあ血筋によらないにしても特別な人間である。徳のない小人である人民が政治を行う上では、どうしても法が必要であり、法を軽んじる呂不韋に民主主義の萌芽があるとは思えないのである。

そう考えると、民主主義云々は人気取りではないかと思える。というのは、呂不韋はハンサムに設定されているし、モテモテで艶っぽいエピソードもたくさん書かれているからだ。

まあ、これに限らず、歴史上の人物を扱った小説は、フィクション多めの若い時代は面白く、史実に記録のある後年はつまらないものだが、これもその例に漏れない。

そうは言っても、宮城谷昌光の中国小説は、他の中国小説、たとえば少し前に読んだ「神雕侠侶」よりもずっと面白いとは言える。

奇貨居くべし―春風篇 (中公文庫)

奇貨居くべし―春風篇 (中公文庫)

 

 

アニメ感想:電気街の本屋さん

アニメ端境期に再視聴を始めていまごろ最終回まで来た。たぶん3週目くらい。

これはエロと下品がひどいアニメ。私は最近、エロの強い作品は低評価なのであるが、この作品は好きなのである。なぜかはよくわからないが俺の中では愛すべき作品となっている。

ハーレムではない。3カップルがラブコメしている。修羅場もないのでほのぼのラブコメと言えなくもない。ただ、背景となる本屋がエロとBLメインで、散りばめられたネタが露骨なだけなんだよ。

ジャージ萌の俺はやはり、先生ちゃんがいい。そして先生ちゃんをいじ(め)るつもりんは好きではないのだ。この作品のいいところは、先生ちゃんはラブコメしているが、優秀なスペックを持つつもりんは失恋しているということだな。

とはいえ、ひどいところは本当にひどいので、見る人を選ぶであろう。特に最終回Cパートの体操とかひどい。さらに、エロ本Gメンの子供時代の話は完全にアウトだと思うのだが、そのヤバイ話を感動的に演出するところがさらにヤバイ。温泉全裸シーンもやばい。エロいというよりも、恥ずかしくて顔から火が出る。

 

 

映画感想:孫悟空VS白骨夫人

中国の映画。PSStoreでSD画質100円レンタル。

孫悟空の謎のポーズ。猿っぽいところを意図しているのかも知れない。ちょっとピグモンぽくもある。妙にゆっくりしている空中浮遊悟空。これはワイヤーアクションなのだろうか。笑いどころがちょっと分からなかったりもするが、猪八戒はちゃんとギャグ要員としての役割を果たしている。

一方、白骨夫人のCGはよい。その手下の美女妖怪もいい。また、妖怪よりも悪いという王もいい。(ネタバレというより最初からわかっているから大丈夫)

そしてストーリーは、西遊記の基本ともいうべき、悟空が妖怪だというが、三蔵は信じないで悟空が人間を殺したと思うというパターンを繰り返す。これが、西遊記で圧倒的に強い悟空というヒーローをピンチに陥れるための手法だと俺は思っている。

しかし、この作品ではさらにその上を行き、悟空は真実を見ているが、三蔵(金蟬子)は心を見ているのだと観音は言うのである。つまり、妖怪である白骨夫人も救われるべき存在であるというのがこの作品のテーマかも知れない。